暑い季節に冷たいコーヒーが恋しくなる季節。コンビニやカフェでアイスコーヒーを買うのもいいですが、実は自宅で超簡単に作れる「水出しコーヒー」をご存知ですか?特にインスタントコーヒーを使えば、手間も時間も最小限で驚くほどまろやかな味わいを楽しめます。この記事では、コーヒー好きの筆者がインスタントコーヒーで作る水出しコーヒーの作り方から、おいしさの秘密、そして様々なアレンジ方法までご紹介します。手軽においしいコーヒーを楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください!
水出しコーヒーとは?知っておきたい基本知識
水出しコーヒーは、その名の通り「水で抽出する」コーヒーのことです。コールドブリューコーヒーとも呼ばれ、お湯ではなく水を使ってゆっくり時間をかけて抽出します。
水出しコーヒーの特徴とメリット
水出しコーヒーの最大の特徴は、そのまろやかな口当たりとすっきりとした味わいにあります。通常のドリップコーヒーと比べて、次のような違いがあります。
- 苦味が抑えられ、酸味も穏やかに:コーヒーの苦味成分は水に溶けにくく、お湯でないと十分に溶け出しません。そのため、水出しコーヒーは苦味が控えめでまろやかな味わいになります。
- カフェイン量が少ない:カフェインも水に溶けにくい性質があるため、お湯で淹れたコーヒーよりもカフェイン含有量が少なくなります。
- 作り方が超簡単:コーヒー粉を水に浸けて冷蔵庫に入れておくだけで完成します。特別な道具も不要です。
- 保存がきく:水出しコーヒーは酸化しにくいため、冷蔵庫で保存すれば3~4日程度はおいしく飲むことができます。
水出しコーヒーの歴史
水出しコーヒーの発祥はインドネシアだといわれています。16世紀頃からオランダの統治下にあったインドネシアでは、カネフォラ種(ロブスタ種)のコーヒーが栽培されていました。このコーヒーは苦味が強く独特な風味があったため、オランダ人の口に合わず、飲みやすくするために水出しの方法が考案されたと言われています。
その後、この抽出方法はオランダ人にちなんで「ダッチコーヒー」と呼ばれるようになりました。最近では「コールドブリューコーヒー」という名前でも広く知られるようになっています。
インスタントコーヒーで作る水出しコーヒーの作り方
インスタントコーヒーを使った水出しコーヒーの作り方はとても簡単です。特別な道具も必要なく、誰でも手軽に作れます。
基本の作り方(5分で準備完了!)
材料(1~2人分)
- インスタントコーヒー(粉):大さじ2
- 水:500cc
- お茶パック:1枚(不安なら2枚)
- 保存容器:1つ
手順
- インスタントコーヒーをお茶パックに入れます。袋を閉じてさらにもうひとおり入れ込むとより安心です。
- 保存容器に1と水を500cc入れて、一晩(約12時間)冷蔵庫に入れておきます。
- 翌朝、お茶パックを取り出せば出来上がりです!
おいしさのポイント
水出しコーヒーをよりおいしく作るためのポイントをいくつかご紹介します。
- 水の量とコーヒーの量の比率:基本的には水500mlに対してインスタントコーヒー大さじ2が目安ですが、お好みの濃さに調整してください。
- 抽出時間:一般的に8~12時間が理想的です。短すぎると薄くなり、長すぎると苦味が出てくることもあります。
- 水の質:日本の水道水は軟水なのでコーヒーを入れるのに適していますが、よりこだわりたい方はミネラルウォーターや浄水器の水を使うとよいでしょう。
- 保存方法:作ったコーヒーは2日以内に飲み切るようにしましょう。鮮度が落ちると風味が損なわれます。
レギュラーコーヒーで作る水出しコーヒー
インスタントコーヒーだけでなく、レギュラーコーヒー(豆や粉)を使った水出しコーヒーの作り方も知っておくと、さらにバリエーションが広がります。
お茶パックを使った簡単な方法
- お茶パックやだしパックにコーヒー粉を入れます(水500mlに対してコーヒー粉約25g)。
- コーヒーパックを入れた水を常温で10~12時間置いておきます。
- パックを取り出して完成です!
コーヒーバッグの場合
市販のコーヒーバッグを使う場合は、製品の指示に従って水の量を調整し、3時間以上浸しておくだけで簡単に水出しコーヒーが作れます。
コーヒー粉を直接使う方法
- ガラスポットなどに50gのコーヒー粉を入れます(水100ccに対して10g計算)。
- 常温の水をじょぼじょぼ入れてかるく混ぜます。
- 一晩(8時間くらい)放置します。
- ドリッパーでこして完成です!
水出しコーヒーの美味しいアレンジレシピ
水出しコーヒーは、そのまま飲むのも美味しいですが、アレンジすることでさらに楽しみ方が広がります。
オレンジコーヒー
コーヒーと柑橘系の組み合わせは意外と相性抜群です。水出しコーヒーにオレンジマーマレードを少し加えると、オレンジの酸味がさわやかで新しい味わいを楽しめます。
氷カフェオレ
水出しコーヒーを製氷皿で凍らせて、牛乳や豆乳を注げば、溶けるごとにコーヒーの風味が広がる氷カフェオレの完成です。暑い日にぴったりの一杯になります。
コーヒービール
大人向けアレンジとして、水出しコーヒーとビールを混ぜる「コーヒービール」もおすすめです。コーヒーがカラメルのような風味になり、黒ビールのような深みのある味わいを楽しめます。
コーヒーハイ
焼酎と水出しコーヒーを混ぜる「コーヒーハイ」も新しい発見があります。ほんのり甘く、すっきりとした飲み心地のカクテルに仕上がります。
水出しコーヒーの保存方法と注意点
水出しコーヒーを美味しく保存するためのポイントをご紹介します。
適切な保存方法
- 抽出後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。
- 清潔な密閉容器に入れると風味が長持ちします。
- 作ってから3日以内に飲み切るのがベストです。
気をつけたいポイント
- 水出しコーヒーは豆を加熱せずに抽出しているため、雑菌が繁殖しやすい特徴があります。
- 抽出中に使用する容器や道具は清潔なものを使いましょう。
- 長期保存は避け、なるべく早めに飲み切ることをおすすめします。
まとめ:手軽でおいしい水出しコーヒーを楽しもう!
インスタントコーヒーを使った水出しコーヒーは、特別な道具や技術がなくても誰でも簡単に作れる魅力的な飲み物です。苦味が抑えられたまろやかな味わいと、アレンジの自由度の高さが魅力です。
暑い季節には冷たく、寒い季節には温めてホットでも楽しめます。コーヒーの新しい魅力に気づくきっかけになるかもしれません。ぜひ、この記事を参考に自宅で水出しコーヒーを作ってみてください。おうちカフェの時間がより豊かになることでしょう。
あなたもぜひ、いつものインスタントコーヒーを使って、明日の朝のための水出しコーヒーを今夜仕込んでみませんか?手間をかけずに一段上のコーヒータイムを楽しめますよ。
参考サイト:
山とかわ珈琲店 https://yamatokawa.com/blog/madecoldbrewpack/
マイベスト https://my-best.com/11736
楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1410021303/
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