メキシコの風味を楽しむ!本格コーントルティーヤの作り方

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トルティーヤから手作りすれば、タコスの味がグッと本格的になります。今回は、とうもろこしの香ばしい風味が楽しめるコーントルティーヤの作り方をご紹介します。市販品とは比べものにならない香りと食感で、自宅でタコスパーティーを開けば、家族や友人も大喜び間違いなしです!

知っておきたい!コーントルティーヤの基礎知識

タコスといえばトルティーヤ(薄い生地)が欠かせません。本場メキシコでは、とうもろこし粉を使った「コーントルティーヤ」が主流です。ただし、ただのコーン粉ではなく「マサ」と呼ばれる特殊な粉を使います。

マサ粉とは?

マサ粉は単なるとうもろこし粉とは違います。トウモロコシを石灰水などのアルカリ処理した後に製粉したもので、この処理によって独特の風味と粘りが生まれます。実は、この製法は新大陸発見以前から南米のトウモロコシ文化を支えてきた伝統技術なんです。

マサ粉には主に3種類あります:

  • イエローコーン(黄色)
  • ホワイトコーン(白)
  • ブルーコーン(青)

どれを使っても美味しいトルティーヤが作れますが、特にブルーコーンは香りが良いと言われています。

プロ直伝!本格100%コーントルティーヤの作り方

まずは、本場メキシコのタコスを再現したい方向けに、マサ粉100%のレシピをご紹介します。

材料(2~3人分・14~18枚)

  • マサ粉:200g
  • 塩:小さじ1/2
  • お湯(50度以上):260ml(マサ粉の1.3倍)
  • オリーブオイル:大さじ1

作り方

  1. 生地づくり:ボウルにマサ粉と塩を入れて混ぜます。50度以上のお湯を少しずつ加えながら混ぜ、オリーブオイルを加えて、「耳たぶの柔らかさ」になるまでこねます。
  2. 生地を丸める:生地を休ませた後、30gずつに分けて丸めます。乾燥を防ぐため、使わない生地はラップで包んでおきましょう。
  3. 生地を伸ばす:トルティーヤプレス(無ければ重い本や鍋の底)を使って、生地をクッキングシートやビニール袋で挟み、薄く円形に伸ばします。
  4. 焼く:強火で熱したフライパンで、片面30秒~1分ずつ、両面に軽く色がつくまで焼きます。ぷくっと膨らんだら成功の証です。
  5. 仕上げ:焼き上がったらすぐに布巾で包み、乾燥を防ぎます。

うまく作るコツ

  • マサ粉に強力粉を少し(約15%)加えると、伸ばしやすく破れにくい生地になります。
  • お湯を使うことで、生地がまとまりやすく、できあがりもボロボロになりにくいです。
  • 生地は「耳たぶくらいの柔らかさ」が理想です。硬すぎても柔らかすぎても扱いにくくなります。
  • 鉄のフライパンが一番焼きやすいでしょう。

手に入りやすい材料で!コーンミールを使ったトルティーヤ

マサ粉が手に入らない場合は、コーンミールを使って作ることもできます。風味は若干異なりますが、十分美味しく作れます。

材料(4~5人分)

  • コーンミール:200g
  • 強力粉:100~150g
  • 塩:小さじ1/2
  • オリーブオイル:小さじ1
  • お湯(50度程度):適量

作り方

  1. コーンミールと強力粉、塩を混ぜ、オリーブオイルを加えます。
  2. お湯を少しずつ加えながら混ぜ、まとまったら全体がなめらかになるまでこねます。
  3. ゴルフボール大に丸め、麺棒で薄く伸ばします。
  4. 熱したフライパンで両面を焼きます。

アレンジレシピ:コーンフレークで作るトルティーヤ

コーンフレークを砕いて粉にし、小麦粉と混ぜて作る方法もあります。手軽に作れるうえ、コーンの風味も楽しめます。

材料(2人分)

  • コーンフレーク(砕いたもの):適量
  • 薄力粉:適量
  • 強力粉:適量
  • ベーキングパウダー:5g
  • 塩:小さじ1/4
  • お湯:50ml
  • サラダ油:大さじ1

食感を楽しむ!ハードタコシェルの作り方

柔らかいトルティーヤとは別に、パリパリとした食感が楽しいハードタコシェルもあります。これはコーントルティーヤを特殊な形に焼いたり揚げたりして作ります。

ハードタコシェルの作り方

  1. 上記のコーントルティーヤを作ります。
  2. 180℃の油で揚げながら、タコシェルの形(U字型)になるよう整えます。タコスフライヤーやトングを使うと形が作りやすいです。
  3. きつね色になるまで揚げたら、キッチンペーパーで油を切ります。

重要なポイント:完全に硬くなる前に少しずつ形を整えると、きれいな形に仕上がります。

自宅でタコスパーティー!おすすめの具材とソース

トルティーヤができたら、具材を用意してタコスパーティーを開きましょう!

おすすめの具材

  • タコミート:牛挽肉をタコシーズニングで味付け
  • 野菜:レタスの千切り、トマトのサイコロ切り、紫玉ねぎのスライス
  • チーズ:シュレッドチーズやメキシカンチーズ
  • アボカド:ワカモレにするとさらに本格的
  • サルサソース:市販のものでもOK

簡単ワカモレの作り方

  • アボカドを潰し、レモン汁、おろしにんにく、粉チーズ、塩を混ぜるだけで本格ワカモレの完成です。

簡単サルサソースの作り方

  • トマトをさいの目切りにし、タバスコ、塩、レモン汁、こしょうを混ぜれば、さっぱりとしたサルサソースが完成します。

トルティーヤの保存方法と温め直し方

作りたてが一番美味しいトルティーヤですが、多めに作って保存することもできます。

保存方法

  • 焼きたてのトルティーヤは乾燥しないよう、布巾で包んでおきます。
  • 冷凍保存する場合は、焼いてから冷凍すると便利です。

温め直し方

  • 冷めたトルティーヤは、フライパンで両面をサッと焼くと柔らかさが戻ります。
  • 電子レンジで短時間加熱して柔らかくしてから具材を詰めると、割れにくくなります。

まとめ

本格的なコーントルティーヤを手作りすれば、タコスの美味しさは格段にアップします。マサ粉を使った伝統的な方法から、身近な材料で作るアレンジレシピまで、ぜひ挑戦してみてください。香ばしいとうもろこしの風味と、自分好みの具材で楽しむタコスは、家族や友人とのパーティーにもぴったりです。

タコスは作る楽しさと食べる楽しさの両方が味わえる、パーティーにぴったりのメニューです。手作りのトルティーヤで本場の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考情報

注意

・この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的・法律的なアドバイス等の専門情報を含みません。何らかの懸念がある場合は、必ず医師、弁護士等の専門家に相談してください。
・記事の内容は最新の情報に基づいていますが、専門的な知見は常に更新されているため、最新の情報を確認することをお勧めします。
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