毎日使うキッチンの引き出し、開けるたびに「あれどこだっけ?」と探してイライラしていませんか?実はキッチンの引き出し収納は、ちょっとした工夫で驚くほど使いやすくなります。整理収納の基本原則を押さえれば、効率よく料理ができるだけでなく、気持ちもスッキリ!この記事では、キッチンの引き出し収納のコツから具体的なアイテム別収納法まで、すぐに実践できる方法をご紹介します。
キッチン収納の基本原則を押さえよう
キッチンの引き出し収納を見直す前に、まずは基本的な考え方を理解しましょう。これが整理収納の土台となります。
片付け・収納・整理の違いを知る
キッチン収納を効率的に行うには、片付け・収納・整理の違いを理解することが大切です。これらは別々のプロセスです。
- 整理:モノの要不要を分類すること
- 収納:モノを使いやすくするために定位置を設けること
- 片付け:使ったモノを収納場所に戻すこと
これらの違いを理解せずに一緒に考えてしまうと、キッチンの収納見直しは進みません。
キッチン収納の5つの鉄則
効率的なキッチン収納を実現するための5つの鉄則があります:
- ライフスタイルに合ったモノの適正量を決める
- 動線を意識して収納場所を決める
- 使用頻度に合った収納場所にする
- 同じ作業で使うモノはグループにして収納する
- 定位置管理する
この原則を守ることで、キッチンでの作業効率が格段に上がります。特に動線を意識した収納は、家族みんなにとってわかりやすい収納になるというメリットもあります。
引き出しのタイプ別最適収納法
キッチンには様々なタイプの引き出しがあります。タイプによって収納方法も変わってきますので、それぞれの特性を活かした収納方法を考えましょう。
深型引き出しの活用法
深い引き出しは収納力が高いのが魅力ですが、奥のものが取り出しにくいという欠点もあります。以下の方法で効率的に活用しましょう。
- 仕切りの役割として深めのボックスを入れ、そのなかにものを収納する
- 浅めのボックスを使う場合は、同じサイズのボックスを重ねて利用し、上の空間も有効活用する
深い引き出しは鍋やフライパンの収納に最適です。フライパンスタンドを使って立てて収納すれば、取り出しやすく収納力もアップします。
浅型引き出しの効果的な使い方
浅い引き出しは調味料やカトラリーなど、小物の収納に最適です。
- 浅めのトレーで仕切ることで、細かいものも整理しやすくなる
- カトラリーは自在に仕切りを動かせるキッチントレーで区切ると、分かりやすく戻しやすい
- 角型の調味料入れを使うことで、デッドスペースを減らし、スペースを最大限に活用できる
アイテム別スッキリ収納テクニック
キッチン用品ごとに最適な収納方法があります。よく使うアイテム別の収納テクニックをご紹介します。
鍋・フライパン収納のコツ
鍋やフライパンは場所を取るため、収納に悩む方も多いでしょう。立てて収納することで、スペースを有効活用できます。
- フライパンスタンドの活用:幅を調整できる伸縮タイプのスタンドを使えば、収納スペースに合わせて調整可能です
- ファイルボックスの活用:ニトリのA4ファイルスタンドやキャンドゥのワイヤーレターラックなどを活用して立てて収納する方法も
- つっぱり棒の活用:鍋蓋の収納には、つっぱり棒を使った収納バーセットが便利です
カトラリー収納のアイデア
毎日使うカトラリーは、取り出しやすく戻しやすい収納が理想的です。
- 調理台のすぐ下の引き出しに収納するとアクセスしやすい
- 仕切りのある収納トレーや小型の収納ケースを複数並べると整理しやすい
- 使用頻度の高いものは手前に、低いものは奥に配置する
調味料の整理術
調味料は料理中にすぐに手に取れる場所に収納するのがポイントです。
- コンロに一番近い場所の浅い引き出しに収納すると便利
- 角張ったボトルに詰め替えることで、引き出しの空間を無駄なく使える
- 「我が家の定番調味料」だけを引き出しに収納し、珍しい調味料は別の場所(冷蔵庫など)に保管する
収納グッズを活用したスペース最大化テクニック
適切な収納グッズを使うことで、引き出しの限られたスペースを最大限に活用できます。
おすすめの収納グッズとその使い方
- フレッシュロック:タケヤやTOWERの密閉式ボトルは調味料の保存に最適。ニトリやカインズでもオリジナル品があり、サイズ展開が豊富
- シンク下伸縮鍋蓋&フライパンスタンド:最大9個までのフライパンや鍋蓋を立てて収納できる。幅広の引き出しでも伸縮して対応できる
- シンク下仕切り付きワイドラック:ラップやトングなどの長さのあるキッチンツールの収納に便利。マグネットタイプの仕切りでアイテムに合わせて調整可能
デッドスペースを活用するアイデア
引き出しの中には意外とデッドスペースが存在します。これらを有効活用することで、収納力が大幅にアップします。
- シンク下伸縮ラック:引き出しのサイドバーに引っ掛けるだけで、2段に分けられる。深さのある引き出しの上部空間を活用できる
- つっぱりポール用棚:引き出しの上部の余白に棚を作ることができる。ダイソーの「つっぱりポール用棚(スライド)」などが便利
- 引き出し内の縦スペースの活用:浅いボックスを重ねたり、ラック類を設置したりして、縦の空間も有効活用
使いやすさを重視した引き出し配置のルール
収納場所は使う場所に合わせて決めることが大切です。キッチン内の作業動線を考慮した配置にしましょう。
動線を意識した収納配置
- コンロ下:鍋、フライパンなどの調理器具。コンロで使うものをまとめておくと便利です
- シンク下:ザル、ボウル、洗剤など水仕事に関するもの。湿気が溜まりやすいので注意が必要です
- 作業スペース下:まな板、包丁、レードル、菜箸などのキッチンツール、カトラリー、調味料など使用頻度の高いもの
使用頻度に合わせた収納の考え方
- 使用頻度が高いものは取り出しやすい場所(手の届きやすい位置)に
- 使用頻度が低いものは奥や高い場所に
- 奥行きのある引き出しでは、よく使うものを手前に配置
きれいな状態を維持するためのポイント
整理収納は一度行えば終わりではありません。きれいな状態を維持するためのポイントもおさえておきましょう。
定期的な見直しの大切さ
- 3ヶ月に一度は引き出しの中を見直し、不要なものを処分する
- 収納方法が自分のライフスタイルに合っているか確認する
- 新しく購入したものの収納場所をその都度決める
家族みんなが使いやすい仕組み作り
- わかりやすいラベリングをして、どこに何があるかを明確にする
- 子どもでも戻せる簡単な収納の仕組みを心がける
- 家族全員に収納場所を伝え、共有する
キッチンの引き出し収納は、ちょっとした工夫で驚くほど使いやすくなります。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ自分のライフスタイルに合った収納方法を見つけてください。快適なキッチン空間で、毎日の料理の時間がもっと楽しくなりますよ!
参考サイト
- cleanup.jp – 引出し収納の活用でカトラリーはより綺麗な収納に。参考にしたいアイデアと実例
- kurasso.woman.mynavi.jp – シンク下の引き出しを有効活用できるアイデアグッズ集
- roomclip.jp – キッチンの引き出しを活用しよう!アイテム別の収納事例とデッドスペース活用法
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